ながらスマホの危険
街中を歩いていると、スマホに目を落としている人が自分の方へ真っすぐに向かってくることがあります。
危ないなと思いながら自分から避けますが、もうちょっと周りに気配りしてもらえないかな、と思ってしまいます。
「私的空間」と「公共空間」を意識する
街中での行動
多分、自分の世界に入ってしまい、自分の家にいるのと同じ感覚になっているのではないかと思います。
自分の家でしたら、他人との関わりも限定的で、危険もあまりありません。
しかし、一歩外へ出たならば、多くの人とすれ違います。
自分の家などの「私的空間」と、街中などの「公共空間」では、異なった行動、注意をすることが必要ではないでしょうか。
傘の持ち方や、ひとり言、目や耳からの情報の大切さについて、別稿で述べていますので、ご覧いただけますとありがたいです。
映画館や劇場での行動
映画館や劇場などの「公共空間」でも、「私的空間」と同じような行動を取る方を見かけることもあります。
俳優さんが出てくると「出てきた!」と周りに聞こえる声で話したり、隣のご友人と「今、何があったの?」、「この人、誰?」と話し始める方もいらっしゃいます。
自宅でDVDを鑑賞しているのと同じ感覚なのでしょうが、映画館などではちょっと気を付けていただけますとありがたいです。
スマホの発達により、自宅やオフィスでしかできなかったことが、街中でもできるようになりました。
映画館でしか観られなかった作品が自宅でも楽しめるようになったりと、「公共空間」と「私的空間」の垣根は低くなってきていると思います。
こういう時代だからこそ、周りの状況に応じて行動を変えることを意識することが大切になってきているのではないでしょうか。
少しの意識で社会は変わる
どのような場所かを、ちょっと意識して生活するだけでも、お互いに不満を持つことが少なくなります。
「私的空間」か、「公共空間」かをちょっと意識してみてはいかがでしょうか。
都内国立大学で、微生物や植物細胞を用いた研究を行った後、がん遺伝子やレトロウイルスの研究を行い、博士(医学)を取得しました。会社員生活を経た後、実定法から基礎法まで幅広く学び、法務博士(専門職)を取得しました。
大学院修了後には、戦略系経営コンサルティングファームに入社し、製造業やサービス業の、業務改革や新規事業開発に取り組みました。その後、創薬系バイオベンチャーで、がん治療に関する研究開発・事業開発を行いました。現在は、訴訟関連の法務サービスに従事しています。