傘の持ち方、手の振り方に気を付け、ぶつからないように心掛ける

梅雨時の傘の危険性

梅雨に入り、傘を持って外出する機会も増えてきました。
そして、雨上がりに危ないと感じることが増えてきました。
横に持たれた傘や、前後に振られている傘に、ぶつかりそうになったからです。
傘は縦に持ち、振らずに歩くことがよいのではないでしょうか。

横向きに傘を持つとぶつかる可能性がある

折り畳み傘は、カバンに入れて持ち歩くことも多く、気になることは多くありません。
しかし、長い傘はカバンに入らないことから、横向きに手で持ったり、カバンの上に横向きで乗せたりして歩きます。
すると、体の前後幅よりも傘の方が長いため、傘の先端(「石突き」という名称だそうです。)が近くの歩行者(特に後ろ)とぶつかり、大きなケガを負わせてしまう可能性があります。

大人が街を歩いている場合には、長い傘があることを認識して、距離をとるなどの対策ができます。
また、万が一ぶつかったとしても、顔の近くにあたることは少なく、大きなケガにはつながらないでしょう。
しかし、小さなお子さんが後ろを歩いている場合には、目の高さに傘の先端が来ることがあります。
また、上りエスカレーターや階段では、後ろに立つ大人の目の高さに傘の先端が来ることもあります。
前を歩く人が急に立ち止まると、傘の先端が目や顔にぶつかり、大きなケガを負わせる可能性があります。

確かに縦向きだと傘が持ちづらくなり、ちょっと面倒ではありますが、周りの人の安全を考えると致し方ないと思います。

傘を持った手を振らないことにも注意

縦にして持ち歩いていても危険があります。
歩くときには、自然と手を前後に振り、傘を持っているからと言って、自然に止まるものではありません。
そして、手に持つ傘も振ることになり、傘の先端を前後を歩く人にぶつけてしまう可能性が高くなります。
そこで、傘を持った手は振らないように気を付けることも必要です。

実際、傘を縦に持って歩いてみると、無意識に傘を振っていることに気付きます。
傘を持っていないときには振っているのですから、傘くらいの重さの物を持ったくらいでは、手を振る習慣は変わらないものです。
しかし、しばらく傘を振らないことを意識しながら歩くと、傘を持った手は振らなくなりました。
それは左手で持った場合なのですが、右手に持つとやはり振ってしまいます。
言うは易し行うは難しで、訓練が必要だと感じています。

手を斜めに開いて歩くと、他人に接触するかも

傘を持っているときに比べると注意の必要性は低いですが、手を斜めに開いて歩いていると、ぶつかりそうになることがあります。
もちろん、体調の関係などで、斜めに振らざるを得ないこともあり、その場合には気にする必要はありません。
しかし、体調がよく、周りに配慮する余裕がある場合には、手の振り方に配慮してみてはいかがでしょうか。

ちょっとした心がけで、日々を心地よく

梅雨のひととき、ちょっとした心がけで、混んだ道も歩きやすくなります。
沈んだ気分も明るくなり、日々の生活が心地よくなるのではないでしょうか。