買い物時の気がかり
携帯電話で話しながらのお会計
コンビニエンスストアで買い物をしようと並んでいると、携帯電話で話しながらお会計をしている人を見かけることがあります。
レジを担当している方を人として扱わず、まるで機械であるかのように扱っているようで、見ていてあまり気持ちのよいものではありません。
買い物の際には、お金を支払って商品を受け取ることがメインですので、それさえ出来ていれば、他のことはあまり気にする必要はないとも思えます。
忙しく生活している中、手軽に買い物ができることがコンビニエンスストアの価値の一つであることは確かです。
しかし、そこに「人」が介在している以上、割り切ってしまうのは少し淋しく思います。
店主と客の交流
想像ではありますが、もっとゆったりしていた時代には、買い物の際に店主と客が世間話をすることも多かったと思います。
現代でも、個人の商店に行くと、ちょっとした雑談をすることがあります。
きっと、買い物という生活の一場面でも、人間同士の交流が行われるのだと思います。
丁寧な対応と優しい表情
現代の都会では、個人がバラバラに生活し、他人との交流を望まないことも多くなり、隣人の顔を知らないことも普通です。
時代の流れと考えれば、コンビニエンスストアでは、事務的に買い物を済ますことも自然な流れかと思われます。
しかし、丁寧にお金を渡したり、笑顔で軽く会釈しながら商品を受け取ったりするだけでも、温かい気持ちになるのではないでしょうか。
ちょっとの心掛けで、日常生活が殺伐としたものではなく、安穏としたものになります。
宅配便を受け取るときの気配り
コンビニエンスストアだけでなく、宅配便を受け取るときにも、配達してくださる方を大切にしなければいけないと思います。
自宅でくつろいでいるところに配達があると、やっていたことが中断され面倒に感じることもあります。
しかし、商品を注文したからこそ、宅配してくださる訳ですから、感謝して受け取ることも必要ではないでしょうか。
長い会話をするのはかえって迷惑でしょうが、笑顔で受け取ったり、「ありがとう。」の一言を添えるだけでも全然違うと思います。
心を持つ「人」が相手であることを意識
機械に囲まれ忙しく生活していると、相手が人か機械かを意識しなくなりがちです。
そして、行動が楽な機械相手と同じ対応を、人に対してもしてしまうかもしれません。
こういう時代ですが、相手が心を持つ「人」であることを意識して、ちょっと気遣いをしてみませんか。
都内国立大学で、微生物や植物細胞を用いた研究を行った後、がん遺伝子やレトロウイルスの研究を行い、博士(医学)を取得しました。会社員生活を経た後、実定法から基礎法まで幅広く学び、法務博士(専門職)を取得しました。
大学院修了後には、戦略系経営コンサルティングファームに入社し、製造業やサービス業の、業務改革や新規事業開発に取り組みました。その後、創薬系バイオベンチャーで、がん治療に関する研究開発・事業開発を行いました。現在は、訴訟関連の法務サービスに従事しています。