勉強は学校でするもの?
休校要請により、自宅でお過ごしの学生の皆さんも多いと思います。
勉強が後れるのではないか、というご心配を抱かれる方も多いことでしょう。
確かに勉強の遅れは気になりますが、ちょっと視点を変えてみてはいかがでしょうか。
ついつい私たちは、勉強は学校でするものと思ってしまいます。
特に、塾に通ったり習慣のない地方の皆さんはそうでしょう(私は地方の田舎出身ですので、塾に通ってはおりませんでした。)。
教科書や参考書を読めば、自分で勉強できる
しかし、勉強は学校に行かなくてもできるものなのです。
例えば、教科書や市販の参考書を読むことにより、知識を得ることはできます。
もちろん、分からないことがあった場合の解消が難しいこともあると思います。
ご家族の皆さんが教えることもあるでしょうが、時間がなかなか取れなかったりして、十分なサポートをすることは難しいかもしれません。
そのような場合には、分からないことをメモしておいて、学校が再開された後に、先生に質問すればよいのではないでしょうか。
メモをしておいても、何を疑問に思ったのか忘れてしまうのではないか、という不安が沸いてきます。
質問の内容自体は、しっかりとメモをしておけばよいのですが、どうしてそう思ったのかは分からなくなってしまうかもしれません。
何が疑問であったか分からなくなってしまった場合には、疑問を抱いた理由を無理に思い出そうとするのではなく、いったん解決したと考えてよいと思います。
人間の頭は、疑問を抱いておくといつの間にか解決してくれるものだと思います。
最初に学んだときにはつながらなかった回路が、時間の経過に伴いつながることはよくあります。
同じ疑問が再び湧いてきたら、解決できていなかったんだな、と思い、改めて質問すればよいのです。
時間をかけることは必須ではない
また、勉強は必ずしも時間をかけてしなければならないものではありませn。
おススメする訳ではありませんが、大学生の中には授業に出席せずに試験前に友人のノートのコピーで知識を詰め込み、単位を取る人もいます。
大学レベルの内容でも、短時間で知識を得ることはできるのですから、小学校、中学校の内容でしたら、短い時間でも頭に入れることができるように思われてきます。
私の個人的な体験ですが、中学校の時に1学期間学校を休んだことがあります。
部活中に大きなケガをしてしまい、医師から学校に行くことを止められたためです。
田舎だったこともあるとは思いますが、成績が落ちることはありませんでした。
運がよかっただけかもしれませんが、1学期くらい学校に行かなくても何とかなるのです。
焦ってしまい、ストレスを抱えることはむしろマイナスです。
学校に行かなくても大丈夫、と開き直ることも大切です。
都内国立大学で、微生物や植物細胞を用いた研究を行った後、がん遺伝子やレトロウイルスの研究を行い、博士(医学)を取得しました。会社員生活を経た後、実定法から基礎法まで幅広く学び、法務博士(専門職)を取得しました。
大学院修了後には、戦略系経営コンサルティングファームに入社し、製造業やサービス業の、業務改革や新規事業開発に取り組みました。その後、創薬系バイオベンチャーで、がん治療に関する研究開発・事業開発を行いました。現在は、訴訟関連の法務サービスに従事しています。